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包茎どうしたら?
静岡県立こども病院泌尿器科医長
臼田和正先生
一般的に「包茎は早く治す必要がある」と考えられているようです。特に感染を繰り返したり、排尿に支障がある場合は手術を、とされています。しかし、当科では以下に述べる理由から手術はあまりおすすめしていません。
まず包茎自体は正常な「状態」であって、病気でも異常でもありません。出生前のペニスは胎生16週にほぼ完成します。だが包茎の内側と亀頭はくっついており、出生時に包皮がはがれて包皮後退できるのはわずかです。その後、包皮亀頭間のすき間は徐々に進行し、包皮の後退または翻転が可能となっています。
もし、手術をする場合、術後の痛みと陰茎の変形を理解する必要があります。ある民族では儀式として包皮を切り、術後の痛みに耐えることで一人前とみなされるそうですから、その苦痛は想像できます。手術は包皮の狭いところを切開する方法が子どもには一般的ですが、包皮先端部を切り取って亀頭を出す術式もあります。いずれにしても、術後に他の子と違う形になってしまうので、それを本人がどう受け止めるかは予想できません。大人なら自分の意志で手術しますが、子どもにとっては「大きなお世話」かもしれません。
亀頭は痛みに敏感で、包皮で保護されています。不潔になりやすいので、皮をむいて洗う事は大切ですが、無理にむくと痛いし、傷ができて感染する事もあります。ゆっくりと皮を引っ張り、自然にむけてくるのを待つのも得策かと思います。
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